ふるさと納税のメリット

ふるさと納税は税制上ではお得なシステムとして注目される事も多いのですが、設置された意図などから、大きな視野で見ると別のメリットも見えてきます。

災害からの復興などを手助けできる

元々は故郷を離れた人がふるさとに恩返しをする手段の一つとしても置かれた制度ですが、自然災害などから立ち直ろうとしている地域の人達を節税しながら助ける事もできます。

また、募金を行う形でも手助けはできますが、ふるさと納税の場合は自分が寄付したお金の使い道を指定出来る自治体もあります。「○○県の農産物が好きだから、農業関連への応援がしたい」など、明確な目的があり、寄付先でもその目的に適う使途が選べる場合、行政に参加する形での支援を行う事ができます。自分の納めたお金が「生きた」使われ方をするのを確認する事ができます。

寄附を行うのは好きなタイミングでできる

税金の納付の場合、納期時期や期限が決まっています。ふるさと納税の場合は好きな時に寄附ができるので臨時収入があったタイミングで行う事ができます。

特産物をもらう事ができる

自治体によっては、返礼品はそれほど豪華なものではないケースもありますが、寄附金によって財政収入を得る事の他に、地場産業のPRの機会と捉えて還元率の高い豪華な特産品を設定しているケースも多く見られます。ふるさと納税がお得と言われるのは主にこの豪華な返礼品についてです。

純粋な「寄附」だけをする事もできる

ふるさと納税で控除を受ける事は義務ではありませんので「あの町を応援したいけれど控除の手続きまではする気がない」という場合は確定申告やワンストップ特例の手続きはしなくても問題ありません。「募金などではなく、直接支援としての寄附をしたいけれど手続きがわからない」という場合は寄附を手軽に行うための手段としても利用できます。