ふるさと納税をする際の注意点とコツ

手続きが簡単なのはワンストップ特例

ふるさと納税で控除を受ける場合、ワンストップ特例を利用すると申請書に必要事項を記入して自治体へ郵送するだけで全ての手続きが完了し、確定申告の必要もありません。

ふるさと納税以外で確定申告をする必要がなく、寄附先が5つ以内の場合はこちらの方が簡単な手続きで終わります。この場合、所得税の還付はなく、寄附の翌年の住民税の額が控除されますので、お金が返ってくるのではなく「これからの出費が減る」というイメージです。

納付のタイミングには注意

ふるさと納税の場合、自治体によっては「自分が寄附(納付)を行った日」ではなく「自治体に入金された日」を寄附が行われた日と判断する事が少なくありません。また、ふるさと納税の期間は年度ではなく年で切り替わります。そのため、年末になって滑り込みでふるさと納税をしても、金融機関の処理のタイミングで入金が年内に完了しないこともあります。このように年を越えて入金されたものは、翌年分の寄付としてカウントされてしまいます。特に、決済にクレジットカードを使った場合にタイムラグが発生しやすいので注意が必要です。

決済にクレジットカード・納税サイトを使うとお得に

クレジットカードは自治体に入金されるまでに時間がかかるため、年末の駆け込み納付には注意が必要ですが、クレジットカードを使った納付は大きなメリットがあります。ふるさと納税の寄附についてもクレジットカードの使用ポイントがつくため、還元率の高いクレジットカードを選べば節税効果と合わせて二重にお得といえます。また、クレジットカードの決済手数料は自治体負担となっている事がほとんどです。思い立った時にすぐに入金できる利便性と合わせておすすめできます。

また、納税サイトによってはショッピングサイト独自のポイントやTポイントなどが付く事もあります。寄附に使うクレジットカードと利用するサイトの組み合わせによっては負担額の2000円をカバーできる可能性もありますので複数のサイトを比較して返礼品の変換率だけでなく、利用したサイトでもらえるポイントでの還元がどのくらいかなども確認してみるがお勧めです。